新型コロナウイルス感染症およびそれに関連した当院の対応について
(2020.8.7改訂)

 

新型コロナウイルス感染症について、依然として全国的に感染拡大が続いており、札幌市内でも集団感染(クラスター)の発生などが相次いでおります。

「風邪の症状」で当院を受診される方へのお願い、および新型コロナウイルスへの当院としての対応を、最近の状況を踏まえて以下にまとめます。

なお、看護師・薬剤師など医療職の方におかれましては、コロナウイルスに関する諸々のことは、ご自身のお勤めの職場にご相談ください。

 

1) 「風邪のような症状」がある方の受診につきまして

当院は糖尿病をはじめとした、同感染症において「ハイリスク群」となる患者さんが多数通院されていることもあり、それらの患者さんへの感染拡大防止などの観点から、以下の2点をお願いしたく存じます。

 

◆ 発熱の有無に関係なく、風邪症状(鼻汁・せきなど)、さむけ、息切れなどが24時間以上続いている場合は、当院へ来院前に「救急安心センターさっぽろ(#7119 または 011-272-7119)」に電話で相談して指示を仰いでください。

◆ センターから「近医受診」を指示されて当院へ来院される際は、当院に到着する前に必ず011-521-8710までお電話でご一報ください。また、来院時はマスクの着用をお願い致します。

◆ 当院到着後、検温などをおこない、患者さんの症状に応じてまず一時隔離などの対応をさせて頂きます。

また、診察の上で必要な個人用防護具(マスク、グローブ等)の原価高騰、そして厚労省からの通達により、発熱や上気道症状などがあり隔離室またはお車での診察を要した方につきましては、診察料とあわせて「院内トリアージ管理料」を算定させて頂きます(管理料は3割負担の方で900円です)。何卒ご理解とご了承の程よろしくお願い申し上げます。

 

2) コロナウイルスの検査は当院では実施しません

当院は感染症の指定医療機関ではなく、また検体採取に必要な物品なども現時点では入手できておりません。よって、PCR検査およびキット検査は当院では実施できません。

また、検査を実施している医療機関の紹介も当院からは行えませんのでご了承願います。

 

3) 「シロ」であることを証明する書類の発行は行いません

上記の通り、当院は感染症指定医療機関でなくかつウイルス検査も実施していないこと、またこれまでにはPCR検査などにて一度陰性判定された後に陽性反応が出た事例、感染者が再びPCR陽性となった事例などもあり、「絶対にシロである」ことを証明する証明書なるものを発行することはできません。

発熱や咽頭痛などをきたす他の疾患(例:急性扁桃炎など)については、病名および療養必要期間を記した診断書を発行する場合はありますが、この際は文書料として2,200円(税込)を診察料とは別途に頂きます。

 

4) 治療や予防効果が一部で云われている薬剤について

一部のぜんそく治療薬や抗生物質など、感染者に投与して効果があったと報告された保険収載薬剤につきましては、それらの薬剤を以前から継続して使用している方への供給を担保する必要上から、当院では新規での処方はたとえ「自費で」あっても一切行いません。

 

5) 電話やオンラインでの受診について

これらは本来、足腰が不自由だったり、悪天候などにて直接来院が難しい状況にある方に対応するためにかねてより設けられていた措置でした。そうした状況にないような方が、今回の事態に便乗して「興味本位で」これらの遠隔受診サービスを利用することは厳に慎んで頂きたく思います。

なお当院では、電話再診は90日以内に当院来院歴があり、かつ心身の障がいや来交通手段が確保できない等の理由にて来院が困難な方のみの対応とさせて頂きます。また、オンライン診療につきましては、診療の質や個人情報の保護を担保できるツールが用意できていないため、当面の間実施いたしません。

 

6) 当院内での衛生管理や、濃厚接触回避のための対応について

今回のコロナウイルス感染症流行以前から、当院では患者さんが触れられるドアノブやトイレ、院内の椅子や備品などにつきまして、医療用の消毒クロスなどにて毎日清拭などを行っておりました。現在も以前と変わらずにこれらのことを継続しております。

また、混雑している時間帯を避けて受診されたい場合は、診療時間内は随時お電話にてご案内を行っておりますので、電話011-521-8710までお気軽にご相談下さい。

 

7) 糖尿病の治療を受けている患者さん、および検診などにて高血糖や尿糖を指摘された方へ

基礎疾患として糖尿病を有する方は、そうでない方と比較してコロナウイルスの感染・重症化リスクが高いと言われております。血糖が180mg/dl(ヘモグロビンA1cで約7.5%)を超える状態では血液中の免疫細胞の機能が格段に低下するため、糖尿病患者は感染に弱いということが30年以上前から医学研究で示されております。

昨今の状況下で、受診や通院をためらってしまうことは十分理解できますが、糖尿病の治療「中断」や「遅れ」は、コロナウイルスを含めた感染症のリスクを増大させるだけでなく、諸々の糖尿病合併症の発症・増悪のリスクにも繋がってしまいます(糖尿病腎症から人工透析になってしまった人のほぼ100%に治療中断歴があったという報告もあります) 不安のある方は、お電話でも構いませんので、ご遠慮なくご相談下さい。

 

以上、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

院長